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このたび、『ドイツの心ととのうシンプルな暮らし 365日』の増刷が決まりました!
本当に本当にうれしいです。
本書を買ってくださった方、SNSなどに投稿してくださった方、本を売ってくださった書店さん、出版社の皆さま、多くの方々に支えられての増刷です。
ありがとうございました!!

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、この「世界の365日シリーズ」はこれまでにフランス版やイギリス版などが出版されており、どれもとても好評で版を重ねています。

「もしもドイツ版だけ売れなかったらどうしよう......」
このシリーズのドイツ版を書かせていただくことになったときから、プレッシャーを感じていました。

その反面、本書を作っているときの喜びも大きかったです。
原稿執筆と写真選びの時間はとても楽しく、自分では面白い内容のつもりでしたし、ベストを尽くしたと思っていました。
でも売り上げはそれとはまた別の話であるとも思っていました。

本が発売になったときに自分のSNSに投稿したり、イベントでチラシを配ったりと、自分でできる限りのことはしましたが、周りの人に「買って」とはなかなか言い出せませんでした。
なんだか、強引に買わせるような気がして。「買ってほしいなあ」という気持ちでいっぱいなのにね。

そうしたこともあり、増刷の知らせを受けて、喜びと感謝の気持でいっぱいです。これを機に『ドイツの心ととのうシンプルな暮らし 365日』がより一層多くの方のお手元に届き、末永く楽しんでいただける存在となれることを願っています。

本当にありがとうございました!!

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なんと、奈良 蔦屋書店さんで2025年3月30日にトークイベントを開催することとなりました!
関西でのイベントはなかなかできないので、私自身とても楽しみにしています!

トークのテーマは「魅かれるドイツ人の働き方と暮らし方」。11月に出た新刊『ドイツの心ととのうシンプルな暮らし 365日』を始め、これまでドイツで重ねてきた取材内容をもとに、スライドをご覧に入れながらお話ししたいと思います。

ドイツやヨーロッパに興味のある方はもちろん、毎日の暮らしに何かヒントがほしい方や、ちょっと見てみようかなという方もぜひお越しください!
会場ではこれまでの拙著も販売いたします。

詳細は以下の通りです。

会期 2025年3月30日(日)
時間 11:00~12:00 (その後、サイン会)
場所 1F 天平サロン
参加費 500円(税込) 現金のみ
定員 30名様(参加は事前の申し込みが必要です。空きがある場合は、当日でも参加可能です。)
サイン会参加条件 当店にて久保田由希氏の書籍を購入。 ご参加の際は購入のレシートをお持ち下さいませ。
主催 奈良 蔦屋書店
共催・協力 自由国民社
問い合わせ先 0742-35-0600(奈良 蔦屋書店)
奈良 蔦屋書店イベント告知ページ https://store.tsite.jp/nara/event/shop/45442-1223060202.html


お申し込みはお電話で受け付けています。
奈良 蔦屋書店
TEL 0742-35-0600 
電話応対時間:平日・土日・祝日 9:00~18:00

ぜひぜひお越しください!
奈良でお待ちしています!!

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私の新刊『ドイツの心ととのうシンプルな暮らし 365日』が自由国民社より11月18日に発売になりました!

全国の書店、ネット書店でお求めいただけます。書店店頭では「暮らし」「ライフスタイル」「生活実用」といったコーナーで売られています。最寄りの書店にないときは、お取り寄せできます!

1日1ページ1テーマを文章と写真で取り上げた、365日分のドイツ暮らしの本です。テーマはドイツの文化や食べ物、気候、風習などいろいろ。どれも私の経験を通して感じたことです。ときには非常に個人的な体験談も書きました。

ドイツを知っている人なら「あるある〜」と共感していただけそうですし、知らない人なら「え、そうなんだ?」と発見があるかもしれません。

私的なエッセイであり、写真集的に楽しめる本でもあり、ある意味ドイツのガイドブック的な本でもあります。

この本は、自由国民社「世界の暮らし365日」シリーズの1冊として出版されました。シリーズ既刊としてフランス、イギリス、東京などがあります。どれも素敵な文章と写真で、とてもきれい。初めてこのシリーズを見たとき「こういうおしゃれなシリーズにドイツに出番はないかも」と思っていました。
それから数年、ある日編集者さんから連絡をいただき、ドイツが仲間入りできることに。そしてそれを私にやらせていただけると知って、とても嬉しかったです。

当然ですが、「世界の暮らし365日」シリーズは、ただ見た目がきれいなだけの、ふわっとした内容ではありません。既刊には、その土地の空気感が伝わる写真、在住者だからこそ書けることが詰まっています。

だから私も、『ドイツの心ととのうシンプルな暮らし 365日』を美しく、中身のある本にしたかった。私が経験したドイツのありのままの日常を、文章と写真で切り取ろうと懸命でした。大変でしたけど、とても楽しかったです。

とにかく365日分あるので、ボリュームたっぷりです。すらすら気軽に読めるように書きましたが、内容は濃いつもりです。だって、自分で「これ、面白いよな〜」と思いながら原稿を書いていたんですよ。皆さんにも楽しんでいただけるといいなあ。


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365日ページ+表紙、まえがき、奥付で368ページ。わたし史上最も厚い本。2冊分のボリュームなのにお値段は1冊分


私の最初の著書『ベルリンの大人の部屋』(辰巳出版)が2008年に出てから、毎回毎回本を書くたびに背水の陣の気持ちでやってきました。いい結果が出れば次につながる。そうでなければこれで終わり。いつもそんな思いで、それはいまも変わりません。

この前ぼんやりとテレビを見ていたら、aikoを撮った番組の中で、彼女が「CDを出すたびにこれで最後になるかもしれない」というようなことを言っていました。シンガーソングライターとして不動の位置を築いたaikoでさえ、そんなふうに思うんです。私が「次があるかはわからない」と考えるのは当然かもしれないですね。

だから、本が発売になってホッとしたというよりは、これからまた頑張らないと、と思っています。本当は、街行く人の一人ひとりに本を見せて「買ってください」とお願いしたいくらい(怖いって)。

本書の詳細は、以下の自由国民社の「365日シリーズ」公式サイトからご覧ください!
https://www.jiyu.co.jp/365days/

本は、新刊で出た当初が書店のいちばんいい場所で売られていて、いちばん買いやすいです。この時期に売れないと、店頭に置かれなくなってしまいます。どうかぜひとも、今この時期にお買い求めください。なにとぞ、よろしくお願いします!!


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気づけば願いが叶ってる

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 だいぶしばらくぶりの更新です。
 近況はSNS(アカウントはこのページの最後をご覧ください)でご報告しているので、もうこのブログは読まれないかなと思っていましたが、たまにチェックしてくださる方がいらっしゃると知りました。そんなわけで、今後もかなりゆる〜くはありますが、更新していくつもりです。

 さて、私は2020年の夏にベルリンから日本に本帰国したのですが(詳しくはこちら→さよなら、ベルリン)、そのときにひとつの願いがありました。

 それは帰国しても1年のうち数ヵ月はベルリンで過ごしたいということ。それも、ただ懐かしむためではなく、仕事とか自分なりの目的を持って来たいと思っていました。そのときは実現できるかどうかもわからない、漠然とした思いでした。本帰国する際にベルリンでの仕事はすべて終えてきたので、帰国後のことは何のあてもなかったんです。

 でも結果的に毎年ドイツに来られて、なんだか願いが叶ってる。
 
 それは仕事をいただけたり、協力してくださる人がいるから。今年は夏から秋にかけての2ヵ月をベルリンで暮らしましたが、大勢の人がいてくれたからこそできたことで、感謝しています。 

 今滞在では、ほぼ毎日のように取材をしていました。メインの取材は家の撮影だったんですが、これって私にとっては仕事を口実に自分の好奇心を満たしているようなもの。
 かわいい民家を見るといつも「中を見たいな〜、どんな人が住んでるのかな〜」と思っているけど、今回は仕事という大義名分があるから、堂々とできるわけですよ! 毎日超ハイテンションで楽しかった!

 2ヵ月もいれば少しはゆっくりできるんじゃないかと思っていたけれど、結局いればいるだけやりたいことも行きたい場所も増える一方。結局どれだけいてもゆっくりなんてできないんだなと悟りました。

 この取材が形になるのは来年になってから。まだまだ先だけど、いいものを作りたいです。


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ありがとうございます

 すっかりご無沙汰しております。

 2022年11月1日に新刊『ドイツの家と町並み図鑑』をエクスナレッジより上梓しました。そして、なんとこのたび発売からひと月ちょっとで重版が決まりました!

 本当に嬉しいです。

 お買い上げいただいたみなさま。
 SNSなどで広めてくださったみなさま。
 書評に取り上げてくださったみなさま。
 販売してくださった書店やエクスナレッジのみなさま。
 心から感謝しています。ありがとうございます。

 『ドイツの家と町並み図鑑』のあとがきにも書きましたが、ドイツの建物に関する本を書きませんかというメールをある日編集者さんからいただいたとき、私は大興奮したんです。好きなんですよ、建物を見るのが。
 だけど商業出版で出せるとは、それまで思っていなかったんです。ドイツの建物、それもお城や教会でない普通の家屋なんて、あまりにもニッチすぎるかと思って。だから、好きなテーマで商業出版として本を作れるかもしれないと聞いて、天にも昇る心地でした。

 そんなわけでこの本は、私の全身全霊を注いで作りました。本書の制作中は、最初から最後までずーーーっとテンション最高潮でした。

 もちろんこれまでの著書も全力で作ってきましたが、今回は掲載内容・台割・写真セレクト・ラフまで全部案を出して、編集者さんと相談しながら形にしていきました。
 私の中に「この建物は、こう見せたい」というイメージが強くあり、それを表現できるように撮影し、紙面で展開したかったんです。もともと私は編集者なので、どう構成するか、どう見せるか、どう読者に伝えるかを常に考えているだと思います。私の案をずいぶん取り入れてくださったエクスナレッジの編集者さんに、とても感謝しています。

 撮影も、取材も、台割・ページラフ制作も、すべて楽しかった! この時点でのベストを尽くしました。1年後、2年後にはきっと「ここはもっとこうしたい」という点が出てくるのでしょうが、出版した時点では、やれることはやりきった思いでいっぱいです。

 本書はドイツ・ブランデンブルク州在住のチカ・キーツマンさんとの共著です。チカさんとは、「ベルリン・ブランデンブルク探検隊」というユニット名で2020年に一緒に給水塔の本を自費出版したり、地元の建築などを紹介するYouTubeをやっています。だから、チカさんと一緒にやるのは当然のことでした。

 取材・原稿執筆はチカさんと私が一応分担していますが、お互いに意見を出し合い、共同作業で進めました。写真は、7〜8割が自分たちで今回撮り下ろしたもので、残りは各自がこれまで撮りだめた写真を使っています。

 本書が出たいま、チカさんの存在なしではこの本はできなかっただろうと思います。チカさんと私は視点や得意なことが少し違うので、お互いの強みを活かせます。ふたり揃えば一人でやるよりも5倍も10倍もいいものができる、そう確信しています。

 いい本ができたと思います。
 ぜひご覧になっていただきたいです。
https://www.xknowledge.co.jp/book/9784767830636


 私はあとがきで「この機会をいただけたことで、数年ぶりに生きる喜びを感じました」と書きましたが、まったく大げさではなく本当のことです。本書の制作をしていた間は毎日楽しく、充実していて、私は生きているのだと感じました。それは数年ぶりに得られた感覚でした。

 じつはこの数年、まだベルリンに住んでいた頃から、何事に対しても気力が出ない日々が続いていました。何を書くにも考えすぎてしまって、まったく筆が進まないことが増え、もうこのまま書けないのではないかと思ったこともありました。おそらく年齢のせいもあるのだろうと、婦人科に通ってもいます。

 でも『ドイツの家と町並み図鑑』を作っている間は本当に楽しく、「こうしたい、ああしたい」というアイディアがあふれ出て、「あぁ、私まだこんなにがんばれるんだ」と気づきました。この本のお陰で、元気になれました。

 本書の発売後にみなさまから温かいお言葉をたくさんいただき、これからもがんばろうと思えました。本当にありがとうございます。

 素直に書いていきたいです。
 これからも、どうかよろしくお願いします。
 

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