(*ベルリンのお店やライフスタイルに関しては、在ベルリンガイドの松永さんとの共同ベルリン情報ブログ「おさんぽベルリン」をぜひご覧ください。バリバリ書いてます)
私の新刊『きらめくドイツ クリスマスマーケットの旅』がマイナビ出版から9月30日(アマゾンなどのネット書店では10月5日)に発売になります!!
アマゾンの画面はこちら:
https://www.amazon.co.jp/dp/4839958378/
ようやくここまで来ました! いい本ができたと思います!
クリスマスマーケットの本を書かないかとお話をいただいたのが、今からちょうど1年ぐらい前のこと。昨年のアドヴェント時期(「アドヴェントって何?」という方は本書をご覧ください(^_^))は、毎日どこかのクリスマスマーケットを取材しましたよ! 前書に引き続き、写真も自分で撮りました。
いやもう、毎日ドイツ全国&諸外国を回って、あのときは本当に大変でしたね。何しろクリスマスマーケットは1ヵ月間ぐらいしか開いていないでしょ。だから1日もムダにしたくなかったんです。
クリスマスマーケットのリサーチして、旅程組んで、切符手配して、各地で三脚担いでカメラぶら下げて、グリューヴァイン買って、撮って、ソーセージ買って、撮って、ときどきマーケットの来場者さんと話しながら、暗くなったらまた撮って......全部ひとりでやって、最後の方はプチぎっくり腰に。でも取材そのものは楽しいんですよね。
本当に大変なのは、原稿を書くとき。
楽しかったクリスマスマーケット。本場ならではの感動。それをどうやったら伝えられるのだろう......と、一文書くのにもうんうん唸っていました。
これまで共著を含めて12冊上梓していますが、慣れるどころか、本を出すたびに書くことがどんどん難しくなる気がしています。それは、読者の方に伝えたい、読み物として耐えうるような文章を書きたい、という気持ちが以前に比べてより強くなっているからじゃないかと思います。
当然ながら、本は私ひとりでできるものではありません。
担当編集者さんやデザイナーさん、そのほか多くの方々と共に創りあげていくのが、本です。すべてをまとめるのが編集者さんで、言ってみれば芝居の公演の座長的存在であると私は思っています。
1冊の本を作るには企画意図があり、さまざまな条件があります。
その中でいかにいいものを作れるかが勝負です。本書でも編集者さんと話し合いながら、構成を練りました。
当然ながら私は、自分の視点ではいい本を作るよう、最大限の努力をしています。でも人の価値観や感性は千差万別。全員の方に気に入られることはたぶん不可能でしょう。
それでも私は、この本は旅行ガイドとしての実用性に加え、紀行文の側面を備えつつ、クリスマスの歴史や一般家庭の過ごし方といった知識もお伝えする、いい本になったと思います。
本を作るのは苦しくはありますが、好きな仕事です。
次に本が作れるかもわかりません。1冊1冊が常に、真剣勝負です。
書店で、ネット書店で、どうかお買い求めください。
*コンテンツ*
1.クリスマスマーケットのこと
クリスマスはいつからいつまで?/アドヴェントとは?/クリスマスマーケットとは?/クリスマスマーケットで味わう食べ物と飲み物 ほか
2.クリスマスマーケット案内
ニュルンベルク/ミュンヘン/ローテンブルク/ハイデルベルク/ゲンゲンバッハ/バーデン・バーデン/コンスタンツ/シュトゥットガルト/ドレスデン/ベルリン/ハンブルク/ケルン/アーヘン/コルマール/ストラスブール/バーゼル/プラハ/マーストリヒト 計18都市37ヵ所
3.ドイツのクリスマス
ドイツのアドヴェントとクリスマス
コラム
クリスマスマーケットの歴史/サンタクロースとクリストキント/自家製グリューヴァインのつくり方 ほか
簡単な旅行ドイツ語会話/市街地図
『きらめくドイツ クリスマスマーケットの旅』
マイナビ出版 オールカラー144ページ 1,480円+税
Twitter:https://twitter.com/kubomaga
Facebook:https://www.facebook.com/yuki.kubota.900
Instagram:https://www.instagram.com/kubomaga/